愛知県尾張旭市に拠点を構える「株式会社S.Iコントロールズ」では、3Dプリンター事業を展開しております。
今回は3Dプリンターの注意点についてご紹介いたします。
・強度、耐久性
3Dプリンターは、原材料となる樹脂などを一層ずつ積み重ねて造形します。そのため各層の上下の結合部分が弱くなり、製品の耐久性に問題が発生する可能性があります。
また、光硬化樹脂を用いた場合は太陽光に弱く、経年劣化による影響に注意が必要です。
試作品であれば、強度や耐久性がなくてもある程度の要件を満たす可能性がありますが、製品を作る場合は3Dプリンターでの製造が適切か検討する必要があります。
・大量生産には不適
3Dプリンターは、1つのものを作るのに時間がかかることと、材料のコストが高くつくことから大量生産には向いていません。
逆に、3Dプリンターに向いているのは多品種を少量生産する場合です。材料にも金属や樹脂、石膏などいくつか種類があるので、製造するものや数量によって3Dプリンターの導入を検討する余地があるでしょう。
3Dプリンターは用途によっては向いていない場合や、コストが高くなる場合があるため、上記2点については注意が必要です。